【数検1級】東大卒でも難しい『ベクトル空間』を自分なりに整理してみた #12

数学検定1級
8,9,10冊目終了

数検1級合格に向けて、線形代数の学習を進めています。

抽象度が高い内容になると

かなり苦戦しています。

その中でも特につまずいたのが、

「ベクトル空間(線形空間)とは何なのか」

という部分でした。

つまずきポイント

ベクトル空間(線形空間)の存在意義がよくわからない!

マセマの『キャンパス・ゼミ』で定義を読み、問題演習にも取り組みましたが、

「結局ベクトル空間って何なのか、何のためにあるのか」

がなかなか掴めませんでした。

ですが、

YouTubeチャンネル「ヨビノリ(予備校のノリで学ぶ大学数学・物理)」で、

ベクトル空間を扱った全3回の動画を視聴し、

さらに『予備校のノリで学ぶ大学数学 ツマるポイントを徹底解説』

も熟読したことでかなり理解が進みました。

本は動画と同じ内容なのですが、

本を熟読すると理解の深まり方が違うなと感じます。

ヨビノリたくみさんには毎度本当にお世話になっております。


気づいたこと

ベクトル空間というのは、

高校までに習った

「向きと大きさを持つベクトル(幾何ベクトル)」で成り立っていた性質を、

幾何ベクトルに限定せず、

もっと広い対象でも成り立つように定義し直したものであり、

それによってできた集合だと理解しました。

つまり、幾何ベクトルだけでなく

  • 関数
  • 多項式
  • 行列

などに対しても、

「ベクトルっぽい計算」ができるようにしたものです。

これによって、

幾何ベクトルだけに縛られず、

より一般的な議論ができるようになる。

ここに、ベクトル空間の魅力があるのだと思いました。


さらに混乱したこと

ただ、ベクトル空間の例として関数を考えると

急に頭が混乱しました。

例えば、(f+(g+h))(x)(f+(g+h))(x)を見ると、

つい(f+g+h)(x)(f+g+h)(x)と普通の実数計算のように扱いたくなってしまいます。

もちろん実際には、

「関数の加法」

という操作をしているので、

実数の計算と完全に同じ感覚で扱ってはいけません。

しかし実数の加法と同じような見た目をしているので、

  • よく知っている実数の加法
  • まだ慣れていない関数の加法

これらの区別が難しいなと感じました。


私なりのイメージ

私はベクトル空間を、

「高校で習う幾何ベクトルの特徴を抽象化したもの」

として理解することにしました。

例えば、

サッカーしか知らない人が、

「サッカーの面白さを残しながら、別のスポーツも作れないか」

と考えたとします。

そこで、

  • ボールを使う
  • 2チームで対戦する
  • ゴールがある
  • 人数を揃える

といった特徴を残したまま、

別の競技を考える。

すると、

  • バスケットボール
  • ハンドボール
  • ラグビー

など、

「似ているけれど別物」

なスポーツが生まれます。

ベクトル空間もこれに少し似ていて、

高校までの幾何ベクトルの性質を保ちながら、

より広い対象へ拡張することで、

世界が広がるというイメージです。


正直なところ

ただ、今の段階では、

まだ「腹落ちした」と言えるほどではありません。

やはりいつものように、

具体的な問題演習を通して、

少しずつ感覚を掴んでいく必要があると感じています。


シュンティの結論

ベクトル空間とは、

高校で習った幾何ベクトルの性質を、

より広い対象でも使えるように抽象化して

定められた集合

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